ペスト１０００回視聴記念、オンライン座談会

すがの公：ペスト声の出演者による、「ペスト１０００回視聴記念、オンライン座談会」です。
渡辺ゆぱ：この座談会は2020年12月末のグループチャットをまとめたものです。
傍嶋史紀：全ての出演者の発言があるわけではありません。
すがの公：ご了承ください。

すがの公：みなさん、お元気ですか？
由村鯨太：元気まくりです。
中塚有里：げんきです。

◎コロナ、どうですか？

すがの公：コロナ、ふせげてますかー？
平田咲彩：用がなければ家から出ない生活なので、防げてると思いたいですね。
中塚有里：たぶん、防げてると思います。エッセンシャルワーカーとかいうやつなので、手洗いがんばって働いてます。
明逸人：コロナを防げているかは皆目検討つきませんが、今年は全く風邪をひかなかったので風邪は防げているようです。
渡辺ゆぱ：すすきのの少し外れの居酒屋にて毎日ほぼ働いておりますが、防げております。
山田ヒデノリ：今のところ防げていますが、職場でも別のフロアで濃厚接触者が出たりなどしていて、少しづつ他人事ではない感じがしています。
すがの公：東京はどうですか？
川口檸檬（東京）：東京は寒いです。
後藤文一郎（東京）：僕が目にする人は皆マスクしてます。
すがの公（札幌）：札幌も、寒い！

◎ペスト、みましたか？

すがの公：我々のペスト、見ましたか？
後藤文一郎：勿論！
由村鯨太：みました！
すがの公：出来栄えはどうでした？
中塚有里：ダンボールめ、いい芝居するな、と思いました。
すがの公：確かに。まゆ一つ動かさずに、いい芝居するよね
平田咲彩：撮影時に生でも見たので数回見た事になります。ダンボール、すごい。
渡辺ゆぱ：HPで使わせてもらった写真は全部、平田咲彩さん撮影です。
ハムプロ一同：ありがとうございました！
明逸人：ダンボールでやりきることに執念すら感じます。
山田ヒデノリ：ハムプロの「ダンボールシアター」は小作品から超大作まで揃ったことで、一つのジャンルになったなと思いました
渡辺ゆぱ：私は操演側だったので、客観的に観るのが初めてだったのでとても楽しく見ました。
傍嶋史紀：私も操演側だったくせに、一時期、3日にいっぺんくらい見てました（笑）
すがの公：ただの良いお客さんだ（笑）
傍嶋史紀：撮影の時には気づかなかった発見もあり、たのしく見ました。

◎今、ペストってどう？

すがの公：今、ペストをやる意味ってあると思いますか？
後藤文一郎：あったと思う。いつもよりFacebookのイイネ👍が多かったから。
すがの公：それは素直に嬉しいですね。
平田咲彩：今だから出来る内容だなぁと思います。
傍嶋史紀：わたし自身、今年の様子と自分の生活を重ねずにはいられず。
中塚有里：いまだから、っていうか、ペストはいつでも名作なんだろうけど、いまだから読む気になったし、いまだからわかったし、ぞっとした。
明逸人：今起こってることとほとんど変わらない。
渡辺ゆぱ：逆にこうならなかったら私はペストに出会えていなかったと思う。
傍嶋史紀：「今読まなかったら読まないだろ？」と演出（すがの公）に言われましたが、「はい」読んでなかったと思います（笑）
渡辺ゆぱ：ペストで好きだった台詞はタルーさんの「実際、ずいぶん疲れることだよ。ペスト患者であるということは。しかし、ペスト患者になるまいとすることは、もっと疲れることだ。」、この台詞です。グッときます。こんな時代になったからこそ、この台詞は世界中の人たちが共感できるんじゃないかと思います。

◎無料配信、どうですか？

すがの公：我々普段は小劇場の人間が多いわけですが、コロナで配信する機会が増えました。
傍嶋史紀：無料だからってのはありますが、時間距離関係なく観てもらえてよかったです。
渡辺ゆぱ：気軽にオススメできて、たくさんの人に観てもらえたなと思っています。
すがの公：活動の幅が広がった感じだよね。
山田ヒデノリ：Youtubeでも「ペスト」の動画が幾つか配信されていますが、ほとんど朗読劇なので今回のように視覚でも鑑賞できるものはなかったと思います。

すがの公：僕も先にいくつか見ましたが、作品として見れるものはあまりなかったです。それでやってみようと思ったんです。
山田ヒデノリ：ハムプロの「Youtube版ペスト」は　今の日本で自由に視聴可能なコンテンツとしては、最も敷居が低く満足度の高いものの一つだと思います。
すがの公：声を大にして、言ってやってください（笑）

◎まわりの反応は？

すがの公：まわりの反応ってなにかありましたか？
中塚有里：正直あんまりなかったです。
すがの公：え（笑）！悲しい！！
中塚有里：でもそれは、わたしがあんまりまわりと関わってないから、最近。
すがの公：あ、そういうことか（笑）
中塚有里：物理的にも、気持ち的にも、なんとなく関わらない一年になっちゃいました、今年。
渡辺ゆぱ：私は『すわ』にてお客様からの反応をもらいました。
平田咲彩：本を読むには分厚くてなかなか読めずという人もいて動画で手軽に見れるのが良かったと言われました。
すがの公：よし。それ狙いました。
傍嶋史紀：わたしは東京や地元の知り合いに観てもらえて、反応もらって。とてもうれしかったです。
渡辺ゆぱ：とはいえ、Twitterの感想やハッシュタグで拾える感想はいつもより少なめに感じました。(なんでだろ)
すがの公：古典系って、口出しずらいよね。なんか、けなせないし。ホメても「おまえはわかってねえな」とか言われるかもしれないし。

◎声優参加について

すがの公：みなさん普段は小劇場で活動されてるわけですが、声優参加、いかがでした？
明逸人：おもしろかったよー。
後藤文一郎：やって良かった。
平田咲彩：初めての事だったのでとても良い経験が出来ました。感謝です。
すがの公：いやこちらこそ。
明逸人：録ってるときは絵のイメージがあんまり湧いてなかったけど、ダンボール俳優が喋ってくれるとすごくハマってた。
傍嶋史紀：声の出演は主に犬だったんですが、チョイ役たちの細かいところで自分の声が出てきて操演しながら笑いそうになりました。
後藤文一郎：予め演じるキャラのダンボール姿を知ってたら、もっと違ったと思う。その結果が良いか悪いかは分からんけどね😅
すがの公：声撮ってるときはまだ、人形作ってる途中でしたから、無理っすね（笑）
山田ヒデノリ：録音した自分の声に違和感があるのはよく言われますが、そもそもしゃべり方が思ったのとちがう！
渡辺ゆぱ：山田さんはパントマイムの方です（笑）
傍嶋史紀：普段しゃべらない人（笑）
すがの公：あんなにしゃべってる山田さん初めてみました（笑）

◎好きな登場人物は？

すがの公：ペストで好きな登場人物とかいます？
後藤文一郎：自分がやったコタール！嫌い嫌いも好きな内の意味も込めてね。こいつをやるのは楽しかったよ。
渡辺ゆぱ：文兄コタールさん、本当に素晴らしかったーー
憎めないヤツ感が人形とピッタリでした。
渡辺ゆぱ；メインキャラクターだとタルーさん（藪中耕）。あとはリウー母も心の広さと見守り力がちえさん（大橋千絵）の声も相まってとても好きでした。あとはゴンザレスさん（白石直也）が優しそうで個人的に好きです(笑)
傍嶋史紀：好きな人いすぎ（笑）
山田ヒデノリ：リウーの奥さんです、美しい！2ショットで写真撮るんだった（グランと）
すがの公：人妻！

◎人形と、声と、物語と。

渡辺ゆぱ：人形と皆さんの声とお話の邪魔をしないように気をつけました。『人形劇とも少し違う、ダンボールシアター』という線引きは大切にしながら、動きを足したり引いたりしていました。
明逸人：パヌルーの操演、とても良かったと思う。葛藤しまくってたし、なんかグッときた。
渡辺ゆぱ：とくに二回目のパヌルー神父の演説は難しかったです。『足しか持つな』という演出でした（笑）
明逸人：パヌルー神父の心境の変化は痛々しい。正義と信仰と現実がこんなにも離れ離れじゃ答えなんか出るはずもない。
渡辺ゆぱ：皆さんの声に本当に助けられました。札幌組の声録りにはその場にほぼ同席しました。そこの空気や声に付いた演出も含めて人形を動かせたんだと今となっては思います。
明逸人：画角にゆぱが入ってるから、ちゃんとゆぱを見た。またいい顔してんだ（笑）操演者も含めてダンボールシアターって感じが血が通ってて好きだなぁ。
渡辺ゆぱ：生の舞台とは違いますが、違う形でも皆さんと一緒に何か作れて、残せたことが私は本当に嬉しかったです。
今年もどうなるかわかりませんが、どうにかそうなりますように。
すがの公：２０００回視聴目指しております。
傍嶋史紀：チャンネル登録、高評価ボタンお願いします。
一同：１０００回視聴、ありがとうございました！

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