【活動レポート!】:稚内ひかり幼稚園で『ちびロボダンダン』上演してきたよ!


2024年6月28日、稚内ひかり幼稚園でダンボールシアターが『ちびロボダンダン』を公演してきました!このレポート記事では今後の幼稚園公演の参考のために、経緯と本番の様子、そして活動の背景をまとめています

1、オファー

稚内の知人の紹介で、ひかり幼稚園で公演ができそうだとお話をいただき、メールを何度かやりとりし、知人を通して公演日、公演規模、開演時間の相談をし、4月22日に公演決定の約束をいただきました。契約書のようなものは取り交わしません。今回は初の幼稚園公演ということもあり、移動費と公演費含めて7万円で公演依頼を受けました。宿泊は知人宅にお願いしました(お母さん、大変お世話になりました!)。

2、打ち合わせ


6月初旬、公演も近づいて参りましたので、幼稚園側の公演担当の先生とメールで何度がやりとりをして、具体的なことを伺いました。一番のポイントは会場の設営です。会場の写真、図面をいただき、こども達がみやすいようこちらからも席の配置を提案しました。札幌での公演の様子も添付して、どんな劇が行くのかを知ってもらいます。

3、公演当日

2024年6月27日。札幌から6時間ほど下道を走って前の日に稚内入りしました。前日入りでした。

6月28日。朝6:30に滞在先を出まして、幼稚園のホール(2階)に向いました。

<当日スケジュール>
7:00 会場へ搬入、セッティング
9:00 客席の設置
9:30 こどもたち入場
10:00 はじまりのあいさつ、前半20分、休憩5分、後半20分、終わりのあいさつ
11:00 写真撮影
13:00 撤収完了

初の幼稚園公演ということで、仕込みを3時間見て、少し早めに入れていただきました。慣れてくれば、2時間あればセッティングは間に合いそうです。

4、公演の様子

0歳から2歳の保育園児が25人、3歳から5歳の園児105人に、途中に休憩を挟んだ『ちびロボダンダン』45分を観てもらうことができました。

5、公演の感想

作品のターゲットは3〜5歳でした。かなり心配していましたが、真剣に観てもらえたと思います。0歳1歳のみんなは順番にすやすや眠ったとのことでした。今後の課題ですね(笑)今回のように幼稚園と保育園が一緒にあるということを念頭に入れて、なるべく幅広く飽きさせない作品作りをこころがけようと思います。

6、写真撮影

終わったあとはクラスごとに写真撮影タイムでした。

熱心にダンボール人形の写真を撮られる先生もおり、ダンボール造形に興味を持っていただけたようで嬉しかったです。

★今後の課題。

大人も楽しめる子供劇を目指しています。子供たちは「わからない」ということに対して、大人が思っているよりも寛容です。わかろうとする力が、子供たちの素晴らしさだと思っています。とはいえ「ここで飽きるのだな」ということが具体的にわかりましたので今後のグレードアップの参考にしまして、次の幼稚園公演への課題としたいと思います。

◎照明音響たけやの感想

0~5歳児がなんと100人超!笑。途中で興味を失って大騒ぎになるんじゃないか。と不安もありました。子供たちの様子を見て微妙に音量変えたり、とにかくハッキリ見えるように明るくしたり、転換中も飽きないように光を変化させたり、むずかしかった。いつもとおなじ音響と照明なのに、まるで種目が違うようでした。結果子どもたちは50分最後までしっかり見てくれました。大きな声でありがとうも言ってくれました。片付け中も「ダンボールの人だ!!」とみんなが声をかけてくれました。 もっともっと見やすく、聞こえやすく、お話に集中してもらえるよう頑張りたいと思いました。受け入れてくれた稚内の皆様、あたたかくて嬉しかったです。ありがとうございました。

◎代表・操演ゆぱの感想

初めての幼稚園公演、なんとも心のぽかぽかする時間でした。
団体的にまた新しいステージへ「ガコン!」と押し上げていただく幼稚園公演のスタートを稚内で切れたのは、これからの宝物になったと感じています。
130人のみんなからの真っ直ぐな『よろしくお願いします!』に背中を押してもらいながら、それに負けないように、必死な本番でした。
終演後一緒に写真を撮ったときのみんなのキラキラした顔がずーっと頭に残っています。『ダンボールの人』と呼ばれてこんなに嬉しいこともありませんね。
みんなにまた会えるように、できることをコツコツやります。

<活動の背景>

我々は2018年より、ダンボールシアターの活動を初めました。当初は大人用の人形劇を作っていました。

2018年10月 ダンボールシアター旗揚げ。『ボロ  BORO』札幌初演・東京公演
2019年8月 『ボロと、星の王子さま』全国5ヶ所公演+いいだ人形劇フェスタ2019参加
2020年10月 『ペスト』札幌無観客公演、配信開始
2020年12月 春川人形劇フェスティバル2020に『ペスト』ノミネート
2021年7月 『bit’s』札幌初演。8月五都市公演(いいだ人形劇フェスタ2022はコロナにより中止)
2023年7月 『Boxy』札幌初演。8月五都市公演+いいだ人形劇フェスタ2023参加


2023年、長野県で開催される日本最大の人形劇祭・いいだ人形劇フェスタで上久堅という公民館で公演した際、たまたま札幌からフェスに参加してらした人形劇団えりっこさんにお褒めいただきました。そして、幼稚園保育園での巡演という世界があると教えていただき、えりっこさんの巡演の様子も見せていただき、我々もこの世界に飛び込もうと決意しました。「大人用の人形劇」から「大人も楽しめる子供劇」に移行して行くことに決めました。

2024年4月 初の子供用人形劇『ちびロボダンダン』こどもの人形劇場こぐま座で初演。
2024年6月 稚内ひかり幼稚園にて『ちびロボダンダン』

2024年4月に初のこども用作品『ちびロボダンダン』を書き下ろし、札幌の人形劇場こぐま座で公演しました。石狩各地の幼稚園保育園にお声をかけたところ、たくさんの園長さんや先生がたにお越しいただきました。

公演後も色々とお問い合わせをいただきまして、たくさんアドバイスをいただきました。40分は子供たちの集中力が続かないということや、もっと小さい子向けの脚本の必要性など、課題とともにたくさんの収穫のある公演となりました。幼稚園公演が決まって行っています。

<今後の活動>

2024年8月 『ちびロボダンダン』いいだ人形劇フェスタ、東京人形劇場プーク、金沢ナイトミュージアムに参加決定。
2024年11月 新作公演をこぐま座にて発表予定
2024年12月 札幌中央幼稚園『ちびロボダンダン』決定

幼稚園公演の依頼はいつでも随時承っております。
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